平家物語ー敦盛の最後ーを全訳してみる<テスト編>その2

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

さぁ、平家物語ー敦盛の最後ーのテスト編その2です。
その1からの通番をふっています。なかなかに長いですね。

平家物語の場合、教科書に全訳が掲載されています。ただし、実際の中間テストや期末テストでは全訳が掲載される例は少ないです。その意味で、全訳をしっかりと覚えておくことは効果的でしょう。では、今回もがんばって覚えていきましょう。

27)「さては、なんぢにあうては名のるまじいぞ。
28)なんぢがためにはよい敵ぞ。
29)名のらずとも首を取つて人に問へ。
30)見知らうずるぞ。」
31)とぞのたまひける。
32)熊谷、「あつぱれ、大将軍や。
33)この人一人討ちたてまつたりとも、
34)負くべき戦に勝つべきやうもなし。
35)また討ちたてまつらずとも、
36)勝つべき戦に負くることもよもあらじ。
37)小次郎が薄手負うたるをだに、
38)直実は心苦しうこそ思ふに、
39)この殿の父、討たれぬと聞いて、
40)いかばかりか
41)嘆きたまはんずらん。
42)あはれ、助けたてまつらばや。」
43)と思ひて、後ろをきつと見ければ、
44)土肥・梶原五十騎ばかりで続いたり。
45)熊谷涙をおさへて申しけるは、
46)「助けまゐらせんとは存じ候へども、
47)味方の軍兵雲霞のごとく候ふ。
48)よも逃れさせたまはじ。
49)人手にかけまゐらせんより、
50)同じくは、直実が手にかけまゐらせて、
51)のちの御孝養をこそつかまつり候はめ。」
52)と申しければ、
53)「ただ、とくとく首を取れ。」
54)とぞのたまひける。

(『平家物語』より)

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27) 「それでは、おまえに対しては名のるまいぞ。
28)おまえのためにはよい敵だ。
29)名のらなくても首を取って人に尋ねてみよ。
30)見知っているだろうよ。」
31)とおっしゃった。
32)熊谷は、「ああ、立派な大将軍だ。
33)この人一人をお討ち申したとしても、
34)負けるはずの戦に勝てるわけでもない。
35)また、お討ち申さなくても、
36)勝つはずの戦に負けることもまさかあるまい。
37)(わが子の)小次郎が軽い傷を負っただけでさえ、
38)(父であるこのわたし)直実はつらく思うのに、
39)この殿の父が、(わが子が)討たれたと聞いて、
40)どれほど
41)お嘆きなさることだろう。
42)ああ、お助け申したい。」
43)と思って、後方をさっと見たところ、
44)土肥・梶原が五十騎ほどで続いている。
45)熊谷が涙をおさえて申しあげたことには、
46)「お助け申そうとは存じますけれども、
47)味方の軍勢が雲や霞のようにたくさんおります。
48)決してお逃げにはなれないでしょう。
49)ほかの者の手におかけ申すより、
50)同じことならば、直実の手におかけして、
51)のちのご供養をさせていただきましょう。」
52)と申したところ、
53)「とにかく、さっさと首を取れ。」
54)とおっしゃった。



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2012.06.03 08:10 | [中学古典を全訳してみる]平家物語 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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