平家物語ー序文ーを全訳してみる<解説編>その2

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

さぁ、平家物語ー序文ーの解説編第二段です。普段目にすることのないことばがめじろ押しです。その分、しっかりと勉強をすることで差をつけることのできる分野です。がんばって覚えてきましょう。まずは前回の復習テストをば。

1)「祇園精舎」の読みは?
2)「諸行無常」の読みは?
3)「沙羅双樹」の読みは?
4)「盛者必衰」の読みは?
5)「ことわり」の意味は?
6)「あらはす」の読みは?
7)「祇園精舎の鐘の声」と対句になっている表現は?
8)「諸行無常の響きあり」と対句になっている表現は?

それでは、残りの本文をば。

05)おごれる人も久しからず、
06)ただ春の夜の夢のごとし。
07)たけき者もつひには滅びぬ、
08)ひとへに風の前の塵に同じ。

(『平家物語』より)

↓↓↓ 続きを読む前に、クリックして応援お願いします!
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村

1)ぎおんしょうじゃ
2)しょぎょうむじょう
3)さらそうじゅ
4)じょうじゃひっすい
5)道理
6)あらわす
7)沙羅双樹の花の色
8)盛者必衰のことわりをあらはす

それでは、ひとつひとつ押さえていきましょう。

05)おごれ人も久しから

■おごれる=おごりたかぶっている

エ段+ら/り/る/れ⇒〜た/〜ている(完了)

です。ここでは「おごる」+「る」となっています。で、「おごる」はおごりたかぶるという意味です。いい気になっているという意味です。
■久し=長い
 ※「久しぶり」ということばが現代語でもありますね。「久し(=長い)」に、「二年ぶり」の「ぶり」がくっついたものです。
■ず=ない

訳)おごりたかぶっている人も長くは続かない

06)ただ春の夜の夢のごとし

■ごとし=〜のようだ
■春の夜の夢=短くはかない(すぐになくなってしまう)もののたとえです。

訳)まるで短くはかない春の夜の夢のようである

07)たけき者もつひには滅び

■たけし=勢いが盛んだ
 ※「猛し」と漢字をあてます。「勇猛」の「猛」ですね。
■つひには=読み ついには
■ぬ=た/てしまう(完了)
 ※「ぬ」には打ち消し(〜ない)と完了(〜た)の二つの意味があります

訳)勢いの盛んな者もついには滅びてしまう

08)ひとへに風の前の塵に同じ。

■ひとへに=読み ひとえに/意味 全く、ほんとうに
■風の前の塵=読み かぜのまえのちり/「すぐになくなってしまう」もののたとえです。

訳)全くたちまち吹き飛ばされてしまう風の前の塵と同じである。

※ここでも「対句表現」が用いられています。

おごれる人久しからず
たけき者つひには滅びぬ

ただ春の夜の夢ごとし
ひとへに風の前の塵同じ

というのが対句となっています。詳しく言うと、同じ色の部分が特に対応しています。対句についてわからない人は、こちらにもどって学習し直して下さい。

短い部分ではありますが、いろいろと学習しなければいけない項目はめじろ押しです。しっかりと復習をして押さえておきましょう。それでは、まとめテストです。

1)「おごれる」の意味は?
2)「エ段+ら/り/る/れ」の意味は?
3)「久し」の意味は?
4)「ず」の意味は?
5)「ごとし」の意味は?
6)短くはかないもののたとえとして用いられているものを二つあげよ
7)「たけし」の意味は?
8)「つひには」の読みは?
9)「ぬ」の意味を二つ答えよ
10)「滅びぬ」の意味は?
11)「ひとへに」の読みと意味は?
12)「風の前の塵」の読みは?
13)「おごれる人も久しからず」の対句となっている表現は?
14)「ただ春の夜の夢のごとし」の対句となっている表現は?

2012.06.05 23:30 | [中学古典を全訳してみる]平家物語 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページ[中学古典を全訳してみる]平家物語平家物語ー序文ーを全訳してみる<解説編>その2












管理者にだけ表示