平家物語ー扇の的ーを全訳してみる<解説編>その8

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

長きにわたって書いてきた平家物語もあと二回を残すのみとなりました。なんとなく名残惜しい感じですね、ボクは。文法問題もまだまだ書いていないところがありますので、そちらも書かないといけないです。中学国語の辞書的なサイトになれば…と思うのですが、いつでき上がることやら。

さて、それでは、前回の復習テストです。

1)「が」は何に言い換えることができますか?
2)「御定」の読みと意味は?
3)「つかまつれ」の読みと意味は?
4)「言ひければ」の読みと意味は?
5)エ段+「ば」の意味は?
6)「中差」の読みは?
7)「取つて」の読みは?
8)「うちくはせ」の読みは?
9)「よつぴいて」の読みと意味は?
10)「頸」の読みは?
11)「ひやうふつと」の読みと意味は?

本文も残り少しですね。前回までは「与一が扇の的を射た。興奮して舞を舞った敵方の武将を与一が命令されて射殺した」という流れでしたね。

57)平家の方には音もせず、
58)源氏の方にはまたえびらをたたいてどよめきけり。
59)「あ、射たり。」
60)と言ふ人もあり、
61)また、「情けなし。」
62)と言ふ者もあり。

(『平家物語』より)

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1)の
2)読み ごじょう/意味 ご命令
3)いたせ(ここでは、「射よ」)
4)言ったところ
5)〜と/〜ところ/〜ので
6)なかざし
7)とって
8)うちくわせ
9)よっぴいて
10)くび
11)読み ひょうふっと/意味 ひゅっと

それでは、平家物語最後の本文です。

57)平家の方には音もせず、

訳)平家の方は静まりかえって音もせず、

58)源氏の方にはまたえびらをたたいてどよめきけり

■えびら=矢をいれる容器のことです。くわしくはこちらで。
■けり=〜た(過去)

57)と58)も対句表現となっています。

訳)源氏の方はまたえびらをたたいてどよめい

59)「あ、射たり。」

■たり=〜た(完了)

訳)「ああ、よく射。」

60)と言ふ人もあり、

■言ふ=読み いう

訳)と言う人もおり、

61)また、「情けなし。」

■情けなし=読み なさけなし/意味 心ない

訳)また、「心ないことだ。」

62)と言ふ者もあり。

■言ふ=読み いう

訳)と言う人もいた。

さぁ、いかがでしたでしょうか。これは、意見の分かれるところかもしれませんね。敵味方に関係なく、見事さをたたえている人間を射殺すとは何事だ…という考えかたもあるでしょう。与一が射た矢は、戦い開始の合図。その後に射殺したとしてもそれは戦いの範囲内、という考えかたもあるでしょう。しょせん、戦争というのは人殺しだ。情趣だとか、ルールだとか、そんなことは関係ないなんて考え方も。このあたりは学校で議論してみてもいいかもしれませんね。

それでは、最後のまとめテストです。今回は少なめです。

1)「けり」の意味は?
2)「平家の方には〜」と「源氏の方には〜」の関係をなんというか
3)「たり」の意味は?
4)「言ふ」の読みは?
5)「情けなし」の意味は?


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2012.06.21 13:50 | [中学古典を全訳してみる]平家物語 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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