中学国語の名作を読む 走れメロス<読編>12

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

ずいぶんと長く休載していました、中学国語の名作を読む 走れメロス編中学古典を全訳してみるシリーズのめどがついたので、こちらに力を入れたいと思います。
それでは、前回の疑問点をおさらいしておきましょう。

王が、人を信じられなくなったきっかけは何なのか
メロスは、セリヌンティウスのために戻ってこれるのか

ということでしたね。また、前回では、妹の結婚式を終えて、シラクサの町に帰るために、メロスは睡眠をとった…というところで終わりました。それでは続きを読んでいきましょう。久しぶりなので、少々短めに。ボクのリハビリもかねています(笑)疑問をもって、予測しながら、なんどか音読してみましょう。

 眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃である。メロスは跳ね起き、南無三、寝過したか、いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。きょうは是非とも、あの王に、人の信実の存するところを見せてやろう。そうして笑って磔の台に上ってやる。メロスは、悠々と身仕度をはじめた。雨も、いくぶん小降りになっている様子である。身仕度は出来た。さて、メロスは、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た。

太宰治『走れメロス』より

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 眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃である。メロスは跳ね起き、南無三、寝過したか、いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う

寝過ごしたときのあの間隔は、今も昔も変わらないようですね。あきらかに時間が足りないのに、根拠のない自信で正当化するという(笑)…そこで赤字の部分に関して疑問が湧いてきます。

本当に、約束の刻限までには十分間に合うのでしょうか?

きょうは是非とも、あの王に、人の信実の存するところを見せてやろう。そうして笑って磔の台に上ってやる。メロスは、悠々と身仕度をはじめた。

このあたりでも自信たっぷりですね。根拠のない…。赤字の部分は、メロスの自信を表していますね。

雨も、いくぶん小降りになっている様子である。

天気もメロスに味方してくれているようです。昨夜はあれほど大降りだったというのに。

身仕度は出来た。さて、メロスは、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た。

すっかりやる気になっているメロスです。「良いイメージをあらわすことば」ばかりです。先ほどもった疑問、

本当に、メロスは約束の刻限までに十分に間に合うのか?

には答えられそうです。
…が、ハリウッド映画の多くもそうであるように、うまくいっている時ほど、どん底におとされるのが物語の常です。さぁ、続きはどうなっていくのでしょうか。それでは、今までの疑問をおさらいしておきましょう。

王が、人を信じられなくなったきっかけは何なのか
メロスは、セリヌンティウスのために約束の刻限までに戻ってこれるのか


今回、新たに生まれた疑問を、二つ目の疑問と合体させました。
それでは、再度復習として音読を二回ほどしておいてください。

名優による『走れメロス』の朗読を聴きたければ⇒こちらへどうぞ。
2012.06.25 18:39 | [中学国語の名作を読む]走れメロス<読編> | トラックバック(-) | コメント(0) |
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