平成17年度 大阪府前期試験 古文 解編 その1

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

 よむすがら<一晩中>雨ぞ(1)いみじく降る。旅居(たびゐ)は<旅先では>(2)雨いとむつかしきものと聞きて、蔀(しとみ)をおしあげて見れば、有明の月の谷の底さへくもりなくすみわたり、雨と聞こえつるは、木の根より水の流るる音なり。
 谷川の流れは雨と聞こゆれどほかよりけなる<ひときわ美しい>ありあけの月

(註)
 蔀=日光をよけ風雨を防ぐために格子(こうし)の裏に板を張った戸。
 有明の月=夜明けになってもまだ空に残る月

 (1)いみじく を現代のことばで書きなさい。

2 (2)雨いとむつかしきものと聞きて の意味として次のうち最も適しているものはどれか。一つ選び、記号を書きなさい
 ア 雨はたいへん危険なものだ、という話をもしも聞いていたなら
 イ 雨が降るのを予測するのはそれほど難しくない、と聞いていて
 ウ 雨が降るのはとても不吉なことなのだろうか、とたずねられて
 エ 雨はうっとうしいものだと思って、その音を聞きながら

3 本文では作者がある音を別の音と思い違えたことが述べられている。何を何と思い違えたのか。簡潔に説明しなさい。




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まずは問題1を解いてみましょう。
ことばの意味を知っていれば問題なく解けますね。

いみじ=たいへん

答)たいへん


さすがにこのくらいは覚えておくべき古文単語ではありますが、万が一覚えていない場合は文脈から判断するしかないですね。

では、本文を確認してみましょう。

よもすがら<一晩中>雨ぞ(1)いみじく降る。

一晩中、雨が(  )降る。

ということですね。
ポイントは「一晩中」です。
雨が「一晩中」、どのように降るというのでしょうか?

「たいへん」「はげしく」なんていうことばが出てきませんか?

…ということで、

答)はげしく

が別解として考えられます。

…とはいえ、せっかくですので、

いみじ=たいへん

をしっかりと覚えておいて下さい。


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2012.09.14 05:00 | [中学古文]高校入試問題演習 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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