平成22年度 大阪府前期試験 古文 解編 その1

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

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 次は、筆者が以前親交のあった僧の坊(住まい)を訪れたときのことを書いた文章です。これを読んで、あとの問いに答えなさい。

 かの坊の泉水心をつくし、草木など植ゑ置きたり。

 なき人の手づから植ゑし草木ゆゑ庭も籬(まがき)もむつまじきかな<親しみ深く感じることよ>

とよみければ、皆人袖(そで)をなむ濡らしける。その庭の内に、自(おのづか)らいと大きなる石あり。(1)苔むし、物古(ふ)りたるうへに、いとおもしろき<趣深い>松ひとり立てり。作りなさば<作ろうとすれば>、この外(ほか)のことはさもありなむ<これ以外のものは何とか作れよう>。これには、いかならむ<どのような>工(たくみ)の人もえ及ぶまじかりける<及ぶことができなかった>。種しあれば<種さえあれば>岩にもやとながめられし<という思いでながめられた>。

註)
 泉水=ここでは庭園のこと。
 籬=竹などで荒く編んだ垣根。
 工の人=植木職人。

 「涙を流した」という内容を表すことばを、本文中から十字以内で抜き出しなさい。

2 (1)苔むし、物古りたる の意味として次のうち最も適しているものを一つ選び、記号を書きなさい。

ア 苔が傷んで、とても古びた 
イ 苔が湿って、みすぼらしく古びた
ウ 苔がはがれて、少し古びた
エ 苔が生えて、何となく古びた

3 本文中には筆者が庭に心ひかれているさまが描かれている。その内容を次のようにまとめた。( )に入る内容を、現代のことばで十五字以内で書きなさい。

 筆者は、僧が生前に精魂こめて自分で植栽した庭全体の様子に親しみを感じ、さらに庭の中の( )の様子に趣を感じている。



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今回は、1を解いていきましょう。

ここ数年で、古文の問題はかなり長文化しています。
条件も細かくなっているので、きちんと読みとって適切に解答する能力が求められます。
対策としては、古めの問題で古文の読み慣れをはかり、その後に最新の問題にチャレンジするという流れが良いと思います。過去問題を買ってきたら、古い順から解いて行くのがベストですね。

では、問題を読んでみましょう。

1 「涙を流した」という内容を表すことばを、本文中から十字以内で抜き出しなさい。


う〜ん、この問題は、知識を問う問題ですね。
文脈上で判断するわけにもいかないかなと。
知っていればすぐに解けるので、今後は出ないと思いますが、私立高校入試で出題されるかもしれませんし、高校に入ってからも必要となります。せっかくなので覚えておきましょう。

答)袖をなむ濡らしける

流れる涙は何でふきますか?

ハンカチ? 手?

昔は着物の袖でふいたんですね。
それが涙を流すということと同じ意味となりました。


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2012.09.26 05:00 | [中学古文]高校入試問題演習 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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