平成23年度 大阪府前期試験 古文 解編 その3

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

 菊川を渡りて、(1)いくほどなく一村の里あり。こまばとぞいふなる<というそうだ>。この里の東のはてに、すこしうち登るやうなる奥より大井川を見渡したれば、はるばると広き河原(かはら)の中に、一筋ならず流れ分(わか)れたる川瀬ども、とかく入違(いりちが)ひたる<あれこれとさまざまに流れこむ>やうにて、すながしといふ物をしたるに似たり。中々<かえって>渡りて見むよりも、よそめ面白くおぼゆれば<離れた所から見るのが風流だと思われたので>、彼紅葉(かのもみぢ)みだれて流れけむ<流れたとかいう>竜田川ならねども、(2)しばしやすらはる

 日数(ひかず)ふる(3)旅のあはれは大井川わたらぬ水もふかき色かな

(註)
 菊川・大井川=現在の静岡県を流れる川。
 すながし=紙などに金銀の粉末を散らし、水の流れを連想させる文様の装飾。
 紅葉みだれて流れけむ竜田川=「竜田川は紅葉が乱れて流れているようだ」という内容の昔の和歌をふまえた表現。

(『東関紀行』(久保田淳・大曽根章介 校注)新日本古典文学体系中世日記紀行集 岩波書店による)

1 (1)いくほどなく一村の里あり の意味として次のうち最も適しているものを一つ選び、記号を書きなさい。

ア 少し行くと一つの村里があった。
イ かなり進むと一つの村里があった。
ウ よく見てみると一つの村里があった。
エ 休むことなく歩くと一つの村里があった。

2 (2)しばしやすらはる は、ここでは「しばらくためらわれた」という意味であるが、筆者は何をすることをためらったのか。現代のことばで十字以内で書きなさい。

 (3)旅のあはれは大井川 について述べた次の文の( )に入ることばを、現代のことばで二字で書きなさい。

 一つのことばに同音の二つの意味を重ね合わせるという技法を用いて、「旅のあはれ(情趣・おもむき)」が「( )」ということと、「大井」という川の名前の両方を表している。



↓↓↓ 解説と答えを読む前に、クリックして応援お願いします!
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村
では、今回は問題3を解いていきましょう。
最近の大阪府前期試験の傾向として、

問題そのものが長い

ということがあります。
…とはいえ、その場合はこう考えて下さい。

ヒントが多い

ということですね。
問題そのものをきちんと読みきったら、あとは簡単です。
では、再度問題を確認してみましょう。

3 (3)旅のあはれは大井川 について述べた次の文の( )に入ることばを、現代のことばで二字で書きなさい。

 一つのことばに同音の二つの意味を重ね合わせるという技法を用いて、「旅のあはれ(情趣・おもむき)」が「( )」ということと、「大井」という川の名前の両方を表している。


赤字のことをなんというのでしょうか?
いわゆるダジャレのことですが…

掛け詞(かけことば)

ですね。ことばそのものを聞くことは少ないものの、特に大学入試では頻出の事項です。
それを知っていれば、あとはきちんと、

「大井川」

を読むことができるか。そして、それから違うことばを連想できるかというところの勝負です。

「おおいがわ」
⇒「多い」

という連想ですね。

答)多い

結局、この年のムズカシイところは、特に2ということです。


中学校の教科書に載っている古典をマンガでラクラク学びたければ⇒こちら

高校受験レベルの古典をマンガでラクラク学びたければ⇒こちら

高校入試の古文・漢文をくわしい解説付きで演習したければ⇒こちら
2012.10.04 05:00 | [中学古文]高校入試問題演習 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページスポンサー広告||[中学古文]高校入試問題演習平成23年度 大阪府前期試験 古文 解編 その3












管理者にだけ表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。