平成22年度 大阪府後期試験 古文 読編 その1

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

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1)神無月(かんなづき)の七日夜(よ)深く立ちて、
2)なほ干潟の路を行くに、
3)島々、入江(いりえ)入江どもの、
4)いふばかりなく
5)目もあやなる所々うちつづきたり
6)大崎(おほさき)の浜、田島(たじま)といふ方は、
7)うち煙(けぶ)りたるやうにて、
8)曙(あけぼの)の空のどかにて、
9)波の音も聞こえぬほどなり
10)葦辺(あしべ)の鶴(たづ)の
11)明けぬ と鳴く声のどかなり。
12)大崎の浦吹く風の朝凪(あさなぎ)に田島を渡る鶴の諸声(もろごゑ)
13)そのこなたは、
14)村の煙(けぶり)立ちならびて、
15)梅や桜の、時ならぬ花さへ咲きそひつつ、
16)朝気(あさけ)の風に匂ひ来るも、
17)春秋を並べたらむ心地しておもしろし

(注)
大崎・田島 = 現在の山口県の地名。
朝凪 = 朝、風がやんで海上の波が穏やかになること。




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1)旧暦の十月七日の夜深くに旅立って、


2)やはり干潟の路を行くと、


3)島々、入江で、


4)とても言いつくせないほど


5)すばらしい眺めの所がつづいている

たる=〜ている(存続)

6)大崎の浜、田島という所は、


7)煙っているようで、

うち=接頭語といいまして、あまり意味がありません。
 「ぶん殴る」の「ぶん」みたいなものです。「殴る」と「ぶん殴る」とはニュアンスが少々ことなるものの、同じですよね。
 

8)明け方の空がのどかで、

曙=読み あけぼの/意味 明け方

9)波の音も聞こえないほどである

なり=だ/である(断定)

10)葦辺の鶴の


11)明けたと鳴く声がのどかである。


12)大崎の浦吹く風の朝凪(あさなぎ)に田島を渡る鶴の諸声(もろごゑ)


13)そのこちらがわは、


14)村には朝の炊事をする煙が立ちならんで、


15)梅や桜のように、季節はずれの花までも咲きつつ、


16)朝の風に匂って来るのも、


17)春と秋を並べたようで趣深い

おもしろし=趣深い


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2012.12.02 05:00 | [中学古文]高校入試問題演習 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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