今回は、1)〜10)までを読解することにしましょう。
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1)吉野の奥に蜜蜂(みつばち)とふ<という>物をかひて、
2)多くの蜜をとる事をす。
3)これを養(か)ひし人のかたりき。
4)先(まづ)これをもとめむには、
5)あるべく思ふ山の木かげを
6)もとめありきて、
7)やうやう見出(みいで)て
8)これとらむと思ふ時、
9)衣(ころも)をばぬぎて、
10)頭(かしら)よりはじめて
11)手足のうらまでも
12)残るくまなく蜜を
13)ぬりたらはして<たっぷりと塗りつけて>
14)行(いく)なり。
15)さてその巣をとらむとするに、
16)蜂どものおほく飛出(とびいで)て、
17)その人をさすとて
18)身にひしとつけども、
19)その蜜の香(か)をかぎしりて<かぎわけて>、
20)おのれが友とし思ふにや<思うのだろうか>、
21)少しもささずといへり。
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1)吉野の奥では、蜜蜂という物を飼って、
2)多くの蜜をとる事をする。
の=「が」3)これ(=蜜蜂)を飼っていた人が語った。
4)まずこれをもとめるには、
5)(蜜蜂が)いるであろうと思う山の木かげを
6)もとめ歩いて、
やうやう=読み ようよう/意味 だんだん・次第に7)いよいよ見つけて
※一般的な意味は以上の通りですが、今回はちょっと変えています。
求め歩いて ⇒ 「だんだんと」見つける
というのはちょっと意味が通りませんからね。
だからこそ、問題になっていないというべきでしょうか。
む=〜よう(意志)8)これ(=蜜蜂)をとろうと思う時、
9)衣服をぬいで、
10)頭からはじめて
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2013.01.14 05:00 | [中学古文]高校入試問題演習 |
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