平成21年度 大阪府後期試験 古文 解編 その2

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

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 小僧あり。小夜(さよ)ふけて長棹(ながざを)をもり、庭をあなたこなたと振りまはる。坊主(ぼうず)これを見つけ、「それは何事をするぞ」と問ふ。「空の星がほしさに、うち落とさんとすれども落ちぬ」(1)と。「さてさて鈍なるやつや。それほど(2)作がなうてなるものか。そこからは棹がとどくまい。屋根へあがれ」といはれた。お弟子(でし)はとも候(さふら)へ<ともかくとして>、師匠の指南<教え>ありがたし。
 星一つ見つけたる夜の( 3 )は月にもまさる五月雨(さみだれ)<梅雨>の空

1 (1)と のあとにことばを補うとすれば、どのようなことばがよいか。次のうち、最も適しているものを一つ選び、記号を書きなさい。
 ア 思ふ  イ 聞く  ウ 答ふ  エ 行く

 (2)作 は、ここでは「工夫」という意味である。本文中で坊主が工夫として述べているのはどのようなことか。現代のことばで十字以内で書きなさい。

3 次のうち、( 3 )に入れるのに最も適していることばはどれか。一つ選び、記号を書きなさい。
 ア つめたさ  イ うれしさ  ウ おほきさ  エ かなしさ

4 本文中で小僧が欲しいと述べているものを、漢字一字で抜き出しなさい。



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今回は2を解いていきましょう。

2 (2)作 は、ここでは「工夫」という意味である。本文中で坊主が工夫として述べているのはどのようなことか。現代のことばで十字以内で書きなさい。


まず「型」については、青字の部分です。

〜〜〜(という)こと。

という「型」で答えましょう。

次に「内容」ですね。ヒントは赤字の部分。「坊主」が「述べている」のですから、発言内容に注目していきましょう。つまり、続きの部分ですね。

「さてさて鈍なるやつや。それほど(2)作がなうてなるものか。そこからは棹がとどくまい。屋根へあがれ」といはれた。


よくある誤答として、

棹がとどかないこと。

があげられます。
すぐ後ろにあるから、考えもなしに(笑)書いてしまうのでしょう。
けれど、一般的に考えて、「〜〜ない」などの否定を表すものを記述の答えとしてはいけません。たとえば、皆さんがご家族から次のように聞かれたとしましょう。

「今日の晩ご飯何がいい?」

それに対する答えとして…

「カレー…じゃなくって、パスタ…っていってもナポリタンやろ…それもちょっとなぁ…ハンバーグっていうのもお子様やし、肉って感じじゃないねんなぁ…ってことは……刺し身。」

「早く刺し身って言えよ」って感じですね(笑)
つまり、「否定をあらわすことば」というのは積極的な答えになっていないんですね。
(文字数合わせのためや、積極的な答えがある場合は別ですが)

…ということで「棹がとどかないこと。」は答えではありません。
そもそも「棹がとどかないこと。」のどこが「工夫」というのでしょうか。
ただ、こういう誤答が本当に多いです。
では、「工夫」は何なのか?

その続きにあることば「屋根へあがれ」ですね。
それを使えばいいです。

答)屋根へあがること。(九字)

当然、「屋根にあがること。」としてもらっても結構です。

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2013.02.09 05:00 | [中学古文]高校入試問題演習 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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