平成16年度 大阪府前期試験 古文 読編 その1

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

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長くはないのですが、主語が目まぐるしく変わるので、今回は08)までを解説します。

01)宣政(のりまさ)、下総(しもふさ)の庁南(ちょうなん)に
02)群(いくさ)を出すとき、
03)山涯(やまぎは)の海辺をとほるに、
04)山の上より弩(おほゆみ)を射かけられん
05)又潮(しほ)満(み)ちたらんや
06)はかりがたし
07)とてあやぶみける。
08)をりふし夜半(よは)の事なり。
09)持資(もちすけ)、いざわれ見来たらんとて
10)馬を馳出(はせいだ)し、
11)やがて帰りて、
12)潮は干(ひ)たりといふ。
13)いかにしてしりたるや、と問ふに、
14) 遠くなり近くなるみの浜千鳥(はまちどり)
      鳴音(なくね)に潮のみちひをぞしる
15)とよめる歌あり。
16)千鳥の声遠く聞こえつ、といひけり。

(注)
 宣政 = 室町時代の武将。上杉宣政。
 下総の庁南 = 今の千葉県長南町。
 弩 = しかけゆみ。ばねじかけで矢や意志を発射する弓。
 持資 = 上杉宣政の家臣。
 浜千鳥 = 浜辺にいる千鳥。多くは渡り鳥で、水辺に群れをなしてすむ。



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01)宣政が、下総の庁南に

 ※ここでは主語が「宣政」であることに注目しておきましょう。

02)軍勢を出すとき、

 ※ここでも主語は「宣政」ですよね。

03)山際の海辺を通ると、

 ※「通る」のも「宣政」ですね。他に主語と考えられる人物は出てきていません。

04)山の上から弓を射かけられはしないだろう

 ■より=〜から
 ■や=〜か

05)また、潮が満ちたりるだろうか


06)予想しにくい

 ■かたし=難しい
  ※漢字で「難し」と書きます。

07)と思って心配した。

 ■とて=〜と言って/〜と思って/〜として
 ■あやぶむ=心配する
  ※重要単語ではありませんが、猪木引退試合の例のことばで使われていますね。
 ■「思って心配した」のは誰でしょうか? …当然「宣政」ですね。それ以外に人物は出てきていません。

08)そのときはちょうど夜中であった。

 ■をりふし=そのときはちょうど
  ※横に訳が書いてありますが、教科書に出てくる単語なので覚えておきましょう。


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2013.02.17 23:37 | [中学古文]高校入試問題演習 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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