おくのほそ道ー序文ーを全訳してみる<解説編>その2

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

さぁ、今回も、おくのほそ道を訳していきましょう。
序文は全三回になりそうです。したがって、今回を合わせてあと二回で終わりです。
頑張って一つ一つ覚えていきましょう。
今回は「とてつもなく長い一文」を訳していきます。

なお、マンガを使って学習したいという場合は、

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を使用してください。
まずは、前回の復習テストをば。

1)「百代」の読みと意味は?
2)「過客」の読みと意味は?
3)「なり」の意味は?
4)「舟の上に生涯を浮かべる」職業は?
5)「馬の口とらへて老いを迎ふる」職業は?
6)「すみか」の意味は?
7)「す」の意味は?
8)「古人」の意味は? またどんな人物を指しているか?
9)「死せる」の意味は?
10)「あり」の意味は?


答えは「続き」にあります。では、古文本文の続きを読んでいきましょう。

07)予もいづれの年よりか、
08)片雲の風に誘はれて、
09)漂泊の思ひやまず、
10)海浜にさすらへて、
11)去年の秋、
12)江上の破屋にくもの古巣を払ひて、
13)やや年も暮れ、
14)春立てるかすみの空に、
15)白河の関越えむと、
16)そぞろ神の物につきて心を狂はせ、
17)道祖神の招きに会ひて、
18)取るもの手につかず。

(松尾芭蕉『おくのほそ道』より)

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まずは、復習テストの答え合わせをしておきましょう。

1)読み はくたい/意味 永遠
2)読み かかく/意味 旅人
3)だ/である
4)船頭
5)馬方/馬借
6)すまい
7)する
8)意味 昔の人/西行、宗祇
9)死んだ/亡くなった
10)ある/いる


大丈夫でしたでしょうか? では一つ一つ訳していきましょう。

07)いづれの年よりか、


■予(よ)=私
■いづれ=いつ
■より=から

訳)いつの年からか、

08)片雲風に誘はれて、


■片雲(へんうん)=ちぎれ雲
■「の」=「が」に言い換えられる
■誘はれて=読み さそわれて

訳)ちぎれ雲風に誘われていくように、

09)漂泊の思ひやまず、


■漂泊=さすらい
 ※「さすらい」自体がわからない生徒もいます。「目的地を決めずに旅をすること」「あてもなく旅をすること」くらいに思っておいて下さい。
■思ひ=読み 思い

訳)さすらいの思いを止めることができず、

10)海浜にさすらへて


■海浜=読み かいひん
■さすらへて=読み さすらえて/意味 さすらって

訳)海浜の道をさすらい

11)去年の秋、


■去年=読み こぞ
 ※この読みはたいへんよく出てきます。しっかりと覚えておいて下さい。

訳)去年の秋、

12)江上破屋にくもの古巣を払ひて、


■江上=読み こうしょう/意味 川のほとり
■破屋=読み はおく/意味 あばら屋(ボロボロの家という意味です)
※省略されている部分が多くありますので、おぎなって訳せるようにしておきましょう。念のため、省略されている部分を青字にしておきます。

訳)川のほとりあばら屋帰ってクモの巣を払って住んでいたが

13)やや年も暮れ、


■やや=しだいに

訳)しだいに年も暮れ、

14)春立てるかすみの空に、


※う〜ん。ここは訳をそのまま覚えておいて下さいとしか言えないところです。
 すいません…。

訳)春霞の立ちこめる空のもとで、

15)白河の関越えむと


■む=〜よう(意志)
 ※これは他の古文を読む時にもよく出てきます。しっかりと覚えておきましょう。
■と=と思って/と言って/として
 「とて」と同じく大切なことばです。
 入試や模擬試験で「と」に関する問題はイヤというほど出てきます。
 こちらも覚えておきましょう。

訳)白河の関を越えようと思って

16)そぞろ神物につきて心を狂はせ


■の=「が」に置き換えられる
■狂はせ=読み くるわせ/意味 そわそわさせ

訳)そぞろ神乗り移って心をそわそわさせ

17)道祖神の招きに会ひて、


訳)道祖神が手招きをしているような気がして、

18)取るもの手につか


■取るもの(が)=「が」が省略されています。
■ず=ない

訳)取るものが手につかない(落ち着いていられない)。

う〜ん。やっぱり「覚えるしかない」ものが多いですね。
もう少し負担を軽くしたいのですが、なんとも…。
では、気を取り直して今回の復習テストをば。

1)「予」の意味は?
2)「いづれ」の意味は?
3)「より」の意味は?
4)「片雲」の意味は?
5)「の」は何に言い換えられる?
6)「漂泊」の意味は?
7)「海浜」の読みは?
8)「去年」の読みは?
9)「江上」の読みと意味は?
10)「破屋」の読みと意味は?
11)「やや」の意味は?
12)「む」の意味は?
13)「と」の意味は?
14)「狂はす」の読みと意味は?
15)「ず」の意味は?


…ちょっと長いですが、頑張って確認しておきましょう。答えは次回ということで。
2012.05.18 15:07 | [中学古典を全訳してみる]おくのほそ道 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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