おくのほそ道ー序文ーを全訳してみる<解説編>その3

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

さぁ、かなり駆け足でやってきました、おくのほそ道の序文。
教科書によってはいちばん初めに配列されているので、
ボクもかなり急いで記事を書いてきました。
このペースになんとか慣れて欲しいものです。
では、前回の復習テストからはじめましょう。

1)「予」の意味は?
2)「いづれ」の意味は?
3)「より」の意味は?
4)「片雲」の意味は?
5)「の」は何に言い換えられる?
6)「漂泊」の意味は?
7)「海浜」の読みは?
8)「去年」の読みは?
9)「江上」の読みと意味は?
10)「破屋」の読みと意味は?
11)「やや」の意味は?
12)「む」の意味は?
13)「と」の意味は?
14)「狂はす」の読みと意味は?
15)「ず」の意味は?


さぁ、いよいよ序文のラストです。
気を引き締めていきましょう。

19)もも引きの破れをつづり、
20)かさの緒付け替へて、
21)三里に灸据ゆるより、
22)松島の月まづ心にかかりて、
23)住めるかたは人に譲りて、
24)杉風が別墅に移るに、

   草の戸も住み替はる代ぞひなの家

25)面八句を庵の柱に懸け置く。

(松尾芭蕉『おくのほそ道』より)

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まずは復習テストの答え合わせから。

1)わたし
2)いつ
3)から
4)ちぎれ雲
5)が
6)さすらい
7)かいひん
8)こぞ
9)読み こうしょう/意味 川のほとり
10)読み はおく/意味 あばら屋
11)しだいに
12)〜よう
13)と言って/と思って/として
14)読み くるわす/意味 そわそわさせる
15)ない


では、ぼちぼち序文の残りを読んでいきましょう。

19)もも引きの破れをつづり


■もも引き=関西では「パッチ」と言いますが、他の地域ではなんと言うのでしょうか。「らくだ」と呼ぶ地域もあるらしいです。寒さを防ぐために下着の上にはくものです。昭和のオヤジを代表する衣服ですが、わかりますでしょうか。あ、そうそう、色こそ違えど、江頭2:50が履いているのももも引きというべきでしょうか。あんなものです。うだうだ説明するよりもこちらで写真を見てもらった方がいいでしょう。
■つづり=つくろう
 ※ただし、「つくろう」ということばもわからないかもしれません。衣服で穴が空いているところを糸でふさぐという意味です。ユニクロに代表される低価格商品が豊富にある現在ではあまりやらない行為ですね。ボクが小さいころは各家庭で必ずやっていたものですが(特に靴下の親指部分)。

訳)ももひきの破れをつくろって

20)かさの付け替へて、


■緒(お)=ひも
■「緒(を)付け替へて」と「を」が省略されています
■付け替へて=読み つけかえて

訳)かさのひもつけかえて、

21)三里に灸据ゆるより


■三里=足三里という、膝の外側にあるツボです。詳しくはこちらで。足のつかれだとかむくみだとかを解消するためのツボです。
■「灸(を)据ゆる」と「を」が省略されています
■より=〜すると

訳)三里に灸すえる

22)松島の月まづ心にかかりて


■「松島の月」=日本三景で有名ですね。それを見に行きたいと言っているわけです。詳しくはこちら
■「月(が)まづ」と「が」が省略されています
■まづ=読み まず/意味 はじめに
■心にかかり=気にかかって

訳)松島の月がまずはじめに気にかかって

23)住めるかたは人に譲りて、


■住める=住んでいた(完了)
 ここは復習です。「すめーる」ですね。

エ段ーらりるれ⇒〜した(完了)


 でした。覚えているでしょうか。

訳)今まで住んでいた家は人に譲って、

24)杉風別墅に移る


■杉風=読み さんぷう/松尾芭蕉の弟子のひとりです。弟子であるとともに芭蕉の経済的援助をしていたのだとか。その子孫が女優の山口智子さんなのだとか。
■が=「の」に言い換えられる
 ※古文では「が」⇒「の」に、「の」⇒「が」に言い換えることが多いです。
■別墅=読み べっしょ/意味 別宅
■に=〜と
 ※接続助詞の「に」は順接でも逆接でも単純接続でも使います…が、中学生はそこまで必要ありません。「に」=「〜と」と覚えておくことで十分です。

訳)杉風別宅に移る

   草の戸も住み替はる代ぞひなの家


   (解釈:世捨て人のわたしが住んでいた、わびしい草葺きのこの家も、住人が住み替わるときだよ。ひなを飾るような女の子のいる、華やいだ家に)

25)面八句を庵の柱に懸け置く。


訳)面八句を庵の柱にかけておいた。

さぁ、最後までいろいろと新しいことばや文法事項が出てきました。
復習テストを解いておきましょう。

1)「つづる」の意味は?
2)「緒」の意味は?
3)「より」の意味は?
4)「まづ」の読みと意味は?
5)「心にかかる」の意味は?
6)「住める」の意味は?
7)「が」は何に言いかえられる?
8)「杉風」の読みは?
9)「別墅」の読みと意味は?
10)接続助詞「に」の意味は?


答えはこの記事の中にありますが、念のために、次回の記事で書きますね。

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2012.05.19 01:22 | [中学古典を全訳してみる]おくのほそ道 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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