おくのほそ道ー平泉その2ーを全訳してみる<解説編>その1

高校入試、中学校での日々の学習など、国語が苦手な人のために、「これだけは」という問題を紹介。受験対策や定期試験対策に活用して下さい。

さぁ、おくのほそ道の全訳も残すところあとわずかになってきました。
まずは前回の復習テスト。

1)「国破れて山河あり…」は誰の何という詩から取っているか。
2)「と」の意味を三つ答えなさい。
3)「の」は何に言い換えられるか。
4)「ぬ」の意味を二つ答えなさい。

次は、本文を少しだけ。今回は短縮バージョンです。

01)かねて耳驚かしたる二堂開帳す。
02)経堂は三将の像を残し、
03)光堂は三代の棺を納め、
04)三尊の仏を安置す。
(松尾芭蕉『おくのほそ道』より)

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1)杜甫『春望』
2)と言って/と思って/として
3)が
4)〜ない/〜た

では、本文の訳をしていきましょう。

01)かねて耳驚かしたる二堂開帳す

■かねて=以前から
■耳驚かしたる=「耳(を)驚かしたる」と「を」が省略されています。「耳を驚かせる」を意訳すると、訳のようになります。
■たる=ている
■二堂開帳す=「二堂(が)開帳す」と「が」が省略されています。

訳)以前から驚嘆して聞いていた二堂が開かれていた。

02)経堂三将の像を残し、

■経堂=読み きょうどう
■三将=藤原三代(清衡・基衡・秀衡)です。「きもひやす」の「きもひ」ですね。くわしくはこちらで。

訳)経堂には、清衡・基衡・秀衡の像が昔のまま残っていて、

03)光堂は三代を納め、

■三代=三将と同じく、藤原三代(清衡・基衡・秀衡)のことです。
■棺=読み ひつぎ/かんおけのようなものと思っておけばいいですね。

訳)光堂は三代の棺を納め、

04)三尊の仏を安置す

■三尊=ここは注意をしてください。藤原三代ではありません。阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)をさしています。同じ「三」がついても藤原三代とは別であるということだけを知っておいて下さい。
■安置す=安置する

訳)三尊の仏像をまつってある。

では、今回の復習テストをば。

1)「かねて」の意味は?
2)「耳驚かしたる」の意味は?
3)「たる」の意味は?
4)「経堂」の読みは?
5)「三将」「三代」「三尊」の中で意味の違うものが一つあるがそれは何か?
6)「三将」の意味は?
7)「棺」の読みは?

2012.05.23 11:58 | [中学古典を全訳してみる]おくのほそ道 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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